制定の背景と対象地域について

自動車NOx・PM法は、自動車から排出される窒素酸化物や粒子状の物質の排出を抑制するために設定されている法律のことです。

 

特に1980年代から90年代に、東京や大阪などの大都市圏で、ディーゼル車から排出される窒素酸化物による大気汚染が問題となり、それを背景として大都市圏における環境悪化を抑制する目的で地域の条例などの形式で制定されていました。それを元に国レベルでも法整備が進み、大気汚染防止法の特別措置法として定められました。この法律により、大都市圏では、走行できる車に制限がかけられています。この法律では、対象地域が設定されており、現在では東京や埼玉、神奈川などの首都圏および大阪、兵庫の関西圏、愛知県などの中京圏の3大都市圏を対象として実施されています。自動車NOx・PM法の排出規制に適合した自動車を見分けるため、適合車にはステッカーを配布し、貼ることができます。また条例により、排出基準に満たないディーゼル車については、一定の猶予期間を設け、猶予期間内に改善されない場合には、規制地域における走行を禁止しています。また、この制度により、窒素酸化物および粒子状物質の排出基準を満たしていない車な、その対象地域内での登録ができなくなっています。